ヘルペス感染
性器ヘルペス(GH)は単純ヘルペスウイルスの感染によって浅い潰瘍、水疱ができる病気です。 はじめての場合(初感染)は水疱から潰瘍となり、1週間目に非常に症状が重くなり、激しい痛み、リンパ節の腫れ、おりもの、発熱があり、歩けない、おしっこができないという状態になります。感染しても症状のでないこともあります。 一度感染すると何度も症状が繰り返す場合があります(再発、回帰発症)。体調の悪いときに、神経にすみついたウイルスが暴れだすためです。症状は軽く、早く治りますが、パートナーに感染する可能性がありますので注意が必要です。 治療はアシクロビル1日5回またはバラシクロビル(バルトレックス)2回5日間内服。重症例ではアシクロビルの点滴静注。 再発を繰り返す場合(年6回以上)、以前は苦肉の策としてアシクロビルを少量、持続的に服用という方法を行っていました。最近、バラシクロビル1日1回、1年間服用が保険適応になっています。
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